還暦からの資産運用

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老後資金

人生100年時代。おそらくこれからも平均寿命は伸びていくことでしょう。これ自体は喜ばしいことではありますが、老後資金の不安が必ず頭をよぎります。

その不安を少しでもなくすためには、具体的に資金がいくら必要なのか把握して、できるだけ早くから準備することが重要です。この問題はいろいろな媒体等で取り上げられていますので目にすることも多いと思いますが、私自身はなんとなく把握しているつもりでいましたが、実際に手を動かして確認することはありませんでした。

老後資金と言っても特別なものではなく基本的には、毎月の支出を年金等の収入で賄い、足りない分を調達するだけなのですが、資産運用資産から調達する場合には運用実績によって調達可能額が不確実である点に留意して保守的に計算を行う必要があります。将来にわたり必要な資金の合計額をどう賄っていくか、究極は必要額全額が現金で準備され、適切なリスク管理で分散して保有することが理想だと思いますが、その場合でもインフレによる将来価値の毀損をカバーする必要があります。

では、具体的に取りうる方法は何があるか考えていきます。思いつくものは以下になりますが、ほかのアイディアがあったら是非教えていただけると嬉しいです。(実際には不動産運用やスモールビジネスなどの選択肢もありますが、ここでは金融資産での運用を想定しています。)

①全額現金で保有して必要額を取り崩していく。

②資産の果実(利子・配当)で必要額を賄う。

③資産運用により運用を行いつつ必要額を取り崩していく。

現実には①~③の組み合わせだと思います。全金融資産を適切に資産配分(リスクコントロール)しながら資産の産み出す利子・配当と運用資産自体を取り崩すことで収入と支出の差を埋めていくことになります。