還暦からの資産運用

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9/16現在のポートフォリオ

先週の焦点であった13日発表のCPIは、原油安やガソリン安などから低めの予想が大勢を占め、次回FOMCでの0.75%の利上げをしっかりと織り込んで迎えました。結果は、全体・コアとも予想を上回り、株式は前日まで上げていたテック銘柄中心に4%超の下落となり、4日分の上昇をすべて吐き出しました。10年債券金利は3.4%台、為替は144円に急伸しました。利上げの予想も1%の可能性まで取りざたされています。米国株式は、テクニカル的には9/6の安値を明確に割り込み、6月、7月の安値を意識する展開となっています。

ポートフォリオの評価は、前週より1%程評価益が減少し、年末比+8.9%となっています。

米国株式のポートフォリオです。QYLD、AAPL、AMZNを追加購入した他、直近決算の良かったZSを購入しました。一方で、CCJ全額とENPHを一部利確しています。

国内株式の単元未満株式ポートフォリオです。伊藤忠東京海上などを新規購入した他、素材、金融など下落した銘柄の追加購入を行っています。銘柄数は35となっており、管理上そろそろ上限かとも思っています。

(今後の見通しなど)

米国のインフレは手強いようです。当面FRBの姿勢は変わらず、金利は上昇を続けていくものと思われます。金利と株価は逆相関の関係にあり、株価は下値を模索する動きとなりそうです。さらに、先週公表されたフェデックスの決算に見られるように、企業業績への影響も出てきており、Q3、Q4の企業業績が大きく下方修正されるようなら、2番底では止まらず大幅な下落となることも想定する必要があります。

現在は、VOOとVYMの投信の毎日積立を継続しながら、好業績の個別銘柄を購入していますが、FOMCでのスタンスなどを見ながら、より慎重に対応していきます。また、米国債券については、米国10年債券金利が明確に3.5%を上回るようであれば、4%を目途に追加投資を検討します。日本株式の高配当株式、JREIT、インフラファンドへの投資は継続していきます。

年内3回あるFOMCの動きが今後の投資方針に与える影響は非常に大きくなっていると思われます。冷静な判断を失わず相場に対峙していきたいと思います。