還暦からの資産運用

リスクを抑えて効率的な運用をリアルタイムで公開

12/2現在のポートフォリオ

12/2現在のポートフォリオです。

祝日明けの米国市場は、週央のパウエル議長が講演で、次回FOMCでの金利上昇幅縮小を事実上明言したことから長期金利が大幅に低下。株式は前週の高値を超えダウに続きS&Pもメジャーレジスタンスをブレークし強気に転じました。週末の雇用統計は予想を上回る強い数字となり、寄り付き前から1%を超える下落となりましたが、個別数値の伸びが特定の業種に片寄っていることから持続性に疑問がもたれ、株式は上昇に転じ週間の高値水準で終わっています。

ポートフォリオは、1週間で5円の円高の影響もあり前週から1%程度評価減となり前年末比の評価益は9%となりました。

外国株式のポートフォリオです。SOXLを買い増ししたほか、20年国債ブル3倍のTMFを購入し、前週から1%ウエィト増加しています。

国内株式のポートフォリオは前週と変化ありません。

株式市場は、まだ弱気相場の中の戻りとの見方が大勢ですが、インフレのピークアウトを示す数字が出始め、パウエル議長もこれまでのインフレ最重視の姿勢を軟化させてきたことから、株価底打ちではないかとの思惑も入り始めています。

しかしながら、FRBの考えるターミナルレートである5%まではまだ0.75%ほど乖離があり、金利がピークに達した後の継続性もいろいろな思惑があります。かたや、高金利を維持することは、景気後退の要因ともなる住宅などの需要減少や、労働需給の緩和などをもたらす諸刃の剣でもあります。

10月のCPIが市場予想を下回って以降、短期金利が高止まりする中でも10年金利は低下傾向を強めており、先月下旬には3か月レートと10年金利の逆イールドも発生しています。

これらの動きを見る限り、マーケットでは景気後退を織り込み始め債券への需要が高まっているように思います。当ポートフォリオでも10月初旬に債券ETFのAGGを買い増ししたほか、10月下旬にはハイグロ個別株を売却し、インデックスでのエクスポージャーに乗り換えています。

また、10年金利の低下に反応しドル円が150円をピークとして反転姿勢を見せていることから、ドルエクスポージャーを増やすことなくドル資産を維持するため、SOXL、TQQQ、TMFなどのレバレッジETFを活用しています。

引き続き、高配当ETFや個別銘柄に対するエクスポージャーを安定的に維持するとともに、相場の上下動に応じてエクスポージャー管理を行い、高収益の資産構築とダイナミックなアセットアロケーションによる収益機会の確保の両立を目指していきます。