スイスのプライベートバンクがルーツのピクテ投信投資顧問が、社会貢献活動の一環として文化芸術分野で世界を舞台にする日本の若き才能を応援するPictet Patronage Project Alumni Concert 2024に行ってきました。
企業の社会貢献活動は珍しいものではありませんが、この活動では単にアーティストに対する経済的な支援だけでなく、ピクテの社員が主体的に活動し、アーティストの成長を目的とした企画構成を行っているそうです。
過去には一般的には難しいとされる全くのバイオリンソロや、サクソフォニストがオーケストラを指揮するといったアーティストにとってもかなりチャレンジングな企画がピクテ社員から提案され実施されてきました。
今回は世界初!?のバイオリンとサクソフォンのみのデュオ。透明なバイオリンの音色に初めて感涙しました。
アーティストの成長のドライバーに気づき、それを伸ばすための企画を行う。
一見、資産運用とは全く関係のない文化芸術分野での社会貢献活動ですが、幅広い教養に裏打ちされた人間力の差が運用パフォーマンスにも良い影響を及ぼすのかもしれません。
古くから王侯貴族の資産運用を担ってきたヨーロッパのプライベートバンクには、日本の投資運用会社にはない社風と哲学が根付いているように感じます。