還暦からの資産運用

リスクを抑えて効率的な運用をリアルタイムで公開

5/10現在のポートフォリオ

FOMC・雇用統計を通過し、翌週にCPIを控え主要指標の発表のなかった米国市場は堅調な展開となりました。ダウは+2.16%で4週連続上昇、Nasdaqほか主要株価指標は+1.10%(Russel2000)~+1.95%(フィラデルフィア半導体指数)といずれも上昇しました。FF先物に織り込まれたFEDの利下げは9月、12月の年2回と再び金利低下期待が高まっています。FRB高官の発言はタカハト入り混じっていますが、次の一手は利上げではないとのコンセンサスが安心感につながっているように思えます。

一方、Q1決算発表はS&P500企業の80%が完了し、ポジティブサプライズの企業数も予測超過率いずれも10年平均を上回る好決算が続いています。CPI次第ではあと0.7%程度まで迫っている最高値更新も十分に期待できそうです。

日本株式は、GW明けの7日こそ休み中の米国市場上昇分連れ高となりましたが、その後は38,000円台は維持しているものの上値の重い印象です。週間騰落は日経平均は+0.05%、TOPIXは▲0.01%となっています。

ポートフォリオは3月末の水準を回復しました。

日本株式は3月決算企業の決算発表が今週山場を迎え、徐々に出来高も増加しつつあるものの年初からの急上昇もあり調整が続きそうです。決算結果と株価水準を見ながら個別株式の下値は拾いつつ全体のエクスポージャーは削減方向を維持しています。

米国株式については最高値圏にあるものの金融政策の思惑で上下動を繰り返しそうであり、引き続きウェイト削減方向で考えています。ドル円は感覚として介入水準の160円台が目先の高値となる可能性があるものの、急激な金利差縮小はなく長期的なドル高方向は変わらないと思われ、ドル建資産全体のウェイトについては維持していく方針です。