還暦からの資産運用

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3/3現在のポートフォリオ

今週の株式市場は、日米とも転換の兆しが見られました。米国市場では金利の上昇が続き、3日には短期債券から超長期債券まですべての債券利回りが一時節目の4%超となりました。ただ、株式マーケットでは株式の堅調さが目立つ展開となり、10年債券金利が4%を割れると一気にショートカバーが入り、週間では3指数ともプラスで終了しました。日本市場では、米債券金利上昇に伴うドル高などを好感し、年初来の高値を更新し時間外先物取引では28,200円台の水準となっています。

2月は月初の雇用統計以降、FRBによる金融引き締めの長期化が意識され金利が一本調子で上昇しています。しかしながら、金利と株式は本来の逆相関の動きを見せず堅調に推移しています。株式市場は6月まで3回連続0.25%の利上げが行われることを織り込んでいるとも考えられます。そのうえで今後この金利水準が続いた場合に、経済へのインパクトは大きく、秋口頃よりリセッションが意識される可能性もあり、長短金利差の縮小につながっていないものと思われます。

ポートフォリオでは、全体の40%の配当目的資産については毎月の配当分をまとめて再投資を行い、キャッシュ含む残り60%部分についてはアクティブにアロケーション変更を行なって収益を追求しています。

現時点では、2023年のNISA枠を使い切り、キャッシュ比率も11%程度まで圧縮されていることから、今後はキャッシュからの新規投資は円建て投信VTIの毎日積立のみとし様子を見て投資を再開するつもりです。

来年から始まる新NISAへの対応は、配当目的資産での利用を基本とし、特定口座からの振替を進めていく予定です。