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2/17現在のポートフォリオ

雇用統計以降の金利上昇が止まりません。10年債券金利は3%台死守のための最後の砦3.905%を突破。次なるめどは昨年11月以来の4.25%となりつつあります。背景となっているのはFRBの利上げスタンスの見通し。次回3月での利上げ予測幅が0.25%から0.50%にシフトするだけでなく、3月で打ち止め観測も打ち消されつつあり、5月の0.25%利上げ観測が出てきています。一方で、企業のQ4決算はほぼ出そろい、売上利益とも予想を下回るものが目立っています。

現状の株価水準はPERは16倍前後となっており、過去水準ではニュートラルな水準に見えます。Q4決算が出尽くしてきて、かなり企業の減速感は織り込まれてきたとも考えられます。ここもとの株価の堅調さの要因の一つかもしれません。現時点の株価水準は短期的には割安とは言えませんが、昨2022年に20%から30%の調整を終えており、長期的に見れば買い下がれる水準に来ていると見ています。今後の指標次第ではFRBのスタンスがハト派よりに修正され、金利が低下すれば一気に株価の割安感が出てくると思われます。

FINVIZによる保有銘柄の先週1週間のパフォーマンスは、レバレッジ債券ETFのTMFが▲3.46%とworst loserとなり、ENPHやMSFTなどが続きます。一方で決算の良かったZUOが+4.09%、ATT、AAPLとここ一か月の堅調さを維持する銘柄も多く、米金利上昇に伴うドル高の評価増加と円株の堅調地合いを要因にポートフォリオ全体では、前週比+0.7%ほど評価増加。昨年末比+4.6%、前年末比+9.7%となっています。

ポートフォリオでは、今年のNISA枠として、高配当ETFの購入を続け、外国株式のウェイトが29%と2%増加しました。

今後もFRBのスタンスは最重要注目点となりますが、次回FOMCまでの複数回の物価・雇用指標の推移を見ながらポートフォリオのスタンスも考えていきたいと思います。