還暦からの資産運用

リスクを抑えて効率的な運用をリアルタイムで公開

6/30現在のポートフォリオ

2023年の2Qは好調なまま終了しました。FRBが重視しているとされる5月のPCEは予想を大きく下回り、ここもとの高金利継続観測が一服し金利低下・株高につながりました。これまで主導していたAI関連中心のハイテク株だけでなく幅広いセクターに買いが入りました。年初来のパフォーマンスはSOX指数が+45.1%と半導体の好調が反映したこともあり、Nasdaq100が+38.8%、Nasdaqが+31.7%となったほか、S&Pは+15.9%となりました。

一方日本株式については、昨年来続く長期的な為替円高からの転換に加え、アジア市場内での日本株の見直しや東証が示した市場改善策などが評価され、年初来のパフォーマンスは日経225が+27.2%、TOPIXが+21.0%となり、1990年代以来の高値水準を維持しています。

ポートフォリオも好調を維持し年初来+14.9%、一昨年末からは+20.5%となっています。

ポートフォリオの運営については、リスクを限定(ボラティリティを抑える)して収益を最大化することを目指し、債券と高配当銘柄からなる配当ポートフォリオから安定配当を得つつ、流動性を重視したポートフォリオにより相場の方向性に追随しています。現時点の配分は、配当ポートフォリオが全体の48%、流動性ポートフォリオが52%(キャッシュ8%含む)となっていますが、配当ポートフォリオからの実績配当は税引き後で3.3%、流動性ポートフォリオの評価額は年初来+29.5%増加しています。

年後半については、依然インフレの継続や高金利継続によるリセッション懸念が燻っていることを念頭にしつつも、相場の方向には逆らうことなく当面は現在のポジションを維持していきます。