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6/7現在のポートフォリオ

先週の株式市場は週末の米雇用統計を控え小動きの中、早期利下げの思惑からS&P500とNasdaq、Nasdaq100は最高値を更新しました。ただ、週末の雇用統計では失業率は4.0%に上昇したものの、雇用者数が予想を上回る強い数字となり、年内2回の利下げ見通しが再び消滅しました。週間騰落率は、ダウ+0.29%、Nasdaq+2.36%、Nasdaq100+2.49%、S&P500+1.32%、フィラデルフィア半導体指数は+3.18%と上昇しましたが、炭鉱のカナリアとも言われるRussel2000は▲2.27%と大きく下落しました。

日本市場は、日経225は+0.45%とプラスを確保したものの、三菱UFJトヨタ自動車に悪材料が出たのをきっかけとして広範な銘柄が売られTOPIXは▲0.63%となりました。

ポートフォリオはほぼ横ばいで最高値圏を維持しています。

今週は、13日木曜日早朝にFOMC会見、翌日金曜日に日銀政策決定会合会見を控え、引き続き金利動向に左右される展開となりそうです。今回の会合では日米とも大きな変更はないと思われますが、米国の失業率4%や日本の24年1-3月期GDPマイナスなどを見る限り、景気の減速懸念が徐々に高まりつつあり相場の転換点が近づいているように感じます。利下げ余地を大きく残している米FRBよりも、大規模緩和から脱却する局面で円安阻止の感情的な利上げ待望論に叩かれている日銀には、より大きなプレッシャーとなっているのではないでしょうか。

株式市場は高値圏で推移しているものの、市場が期待している利下げ時期は遠のきつつあり、2Qの決算発表までは方向感が出づらい展開になりつつあるように思えます。引き続きエクイティ全体のエクスポージャーは落とすタイミングを図っていきたいと考えています。