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2023年初のFOMCと1月の雇用統計を通過しました。FOMCでは予想通り0.25%の利上げが行われ、会合後の会見でパウエル議長は、経済の減速によるディスインフレについて言及しました。しかし同時に労働市場の強さも認め、市場が期待する早期利下げは否定したものの利上げはあと2回と利上げ停止の議論がされたことを示唆しました。

週末の雇用統計は、事前予想を大幅に上回る雇用者数となり、Nasdaqは一時2%を超す下落となりましたが、10年債券金利が20bp程度の上昇にとどまったこともあり買戻しも入り、引けは1.5%程度の下落となりましたが、週間では3.3%の上昇となりました。

また、注目されていたアップル、アマゾン、アルファベットの決算はいずれも事前予想を下回るものとなりましたが、株価への影響は限定的となりました。

ポートフォリオは先週のポジションを維持しており年末比+4%、2021年末比+9%程度の評価となっています。

市場では買い遅れた投資家の買いが続いており、超楽観的となっています。短期的には調整を挟むことはあると思われますが、次回FOMCでの利上げ停止も視野に入っており下がりづらい相場になりつつあるように思われます。FRBが見ている経済指標が何かは正確にはわかりませんが、彼らのスタンスは景気動向に極力配慮しつつインフレを2%程度まで抑制することであり市場の期待とはまだギャップがあります。ただ、中長期的に見て昨年1月から続いてきた下落相場の最終局面に入りつつあるようには感じています。引き続き上昇にはレバレッジ商品の活用もしつつ、下落時には保有キャッシュの消化により、高配当株式、債券の配当ポートフォリオの構築を進めていく方針です。