還暦からの資産運用

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8/26現在のポートフォリオ

米国株が急落しました。26日のジャクソンホール会議でFRBのパウエル議長は、犠牲を払ってでもインフレに対応すると強い決意を述べ、9月のFOMCで0.75%の利上げを示唆しました。タカ派ではあるもののその内容自体は、急落を招くほどのサプライズではありませんでしたが、同日にECBも次回会合で0.75%の利上げを公表しており、資金がドルに退避。ユーロは一時0.997とパリティ割れとなっていた地合い下での発言だったこともあり、世界的な金利高止まりからグローバルなリセッション懸念が強まったことが大きかったと思います。

この動きが一過性のものであるか、継続するかはまだわかりませんが、今後の利上げの着地水準やスピード、継続期間などマーケットではコンセンサスを見失っており当面は発表される経済指標やFRB高官の発言などを一つずつ解釈していくことが必要となりそうです。

ポートフォリオではAMDなどの個別株式とQQQ、VOOのインデックスを4%分キャッシュ化しました。損益状況は前週より微減の昨年末比+8.7%の評価益を維持しています。

AMD、ORCL、CRWDの一部とQQQ、VOOの大半を売却しました。円貨建てのVOO、VYMの毎日積立は継続しています。

国内株式は、REIT、高配当株式を引き続き購入しています。

マーケットは、金利動向にコンセンサスができるまでは大きく荒れ、難しい展開が続きそうです。ポートフォリオ運営も状況の変化を捉え、より機動的に動くことが求められます。

内外株式については、今後金利上昇による個別EPSへの影響を見極める必要があり銘柄選択の判断が難しい状況となりそうです。もちろん今でも難しいですが。。

また、外国債券は、米国10年金利水準が3%を中心とした動きとなることを前提にしています。保有のAGGは米国10年金利が1%上昇すると7%価格が下落するため、年2%の配当金を考慮して3.5%程度までの金利上昇は想定していますが、これを超えて金利が上昇するようであれば、対応が必要となりそうです。

年後半に向けて、不確定要素が大きくなる中、より厳格なリスク管理が求められます。