還暦からの資産運用

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3/17現在のポートフォリオ

SVBに端を発した米金融不安は、欧州のグローバル金融機関であるCSに飛び火しました。CSについてはスイス中央銀行による救済が発表されましたが、米地銀などではまだ混乱が続いています。しかしながら、インデックスの数字だけ見ると、週間でダウは▲0.15%とマイナスになりましたが、S&P、Nasdaq総合はそれぞれ+1.43%、+4.41%と特にハイテクグロース株のNasdaq総合は大きく上昇しています。

日本株日経平均TOPIXは▲2.88%、▲3.55%と大きくマイナスとなっています。また、為替は2.36%円高に動きました。

これまでFRBは1年近くにわたり、金融正常化へ向けての利上げを続け最終局面に近づきつつありましたが、ここ10日間の混乱でこれまでの利上げペースや、ターミナルレートが見通せない状況となっています。

本来であれば金融相場が終了し、逆業績相場を経て、景気後退の中で金融相場へ移行するなかで株式相場は大底を打ち、力強い上昇に向かうシナリオでしたが、今回の混乱により景気後退から回復への期間がより長期化するリスクが高まったように感じます。そのため、財務体質が頑強なGAFAMはじめとするメガテックに資金が集まっていることでNasdaq中心に上昇しているものと思われます。

そんな中で当ポートフォリオ評価は、前週末比▲1.8%となり昨年末比+2.5%とかろうじてプラスを保っている状態です。

米国株については、前週にハイテクの一部を外しており、日本株については三菱UFJを買い増ししていることで完全に逆風を受けております。

来週はFOMCを控えており今後の金融政策の方向性を注視し、対応を行っていきます。