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1/6現在のポートフォリオ

2023年の日米の株式市場は、波乱の幕開けとなりました。
日本が休場の1/3には欧州市場で独CPIの低下の流れを受けて米10年債券利回りが急低下。米国株式市場にもプラスの影響をもたらすと思われましたが、アップルの株価見通しの下方修正やテスラの納車台数未達の報道で指数全体も売られ、年初はマイナススタートとなりました。

翌1/4日本市場では、米金利低下と年末に予想外のYCC解除の金融政策変更を発表した日銀の更なる政策変更への思惑もあり円高が進行。12月の政策決定会合以降の海外投資家の売り越しが継続も材料にグロース株主導で売られ、1/5には昨年10月以来の26,000円割れとなりました。

1/6には注目の米雇用統計が発表されました。非農業部門の雇用者数と失業率は予想より強いものとなりましたが、平均時給が前月よりも伸び率が減少、その後発表のISMが予想外の50割れとなると、米国10年債券金利が3.5%台まで低下し、株価は3指数とも一時2%を超える上昇となり終値ベースでもクリスマス休暇前の水準を回復して越週しました。

来週もパウエル講演やCPI発表など引き続き大きな相場変動要因が控えておりますが、ここ1か月で、インフレについてはピークアウトが鮮明となりつつあり、FRBの利上げペースは減退する蓋然性を高めていくものと思われます。一方で、粘着質のインフレとこれまでの高金利の影響で景気後退は必至の状況下、2023年上期はその深度を見極めながら株価の底入れ時期を探る展開となりそうです。

ポートフォリオ評価は先週比+0.55%となり昨年末比では+5.45%となっています。