還暦からの資産運用

リスクを抑えて効率的な運用をリアルタイムで公開

9/22現在のポートフォリオ

先週の米国株式市場は、S&P500とNasdaqが週間で▲2.93%、▲3.62%と3月以降最大の下げとなりました。FOMCでは予想通り足元の利上げは見送られたものの、年内の再利上げが示唆され、来年以降の金利見通しも上方修正されたことで10年債券金利は一時4.5%まで上昇しました。

日本株式市場も、日経平均が▲3.39%、TOPIXが▲2.15%とグロース株中心に大きく下落しましたが、銀行株や自動車株などバリュー銘柄は年初来高値を更新し米国株式の影響は限定的となりました。

従来の想定よりも米国長期金利が高止まりする可能性が出てきています。FRBのインフレの封じ込めを優先してもソフトランディング可能との見通しが示され、金利低下を期待していたマーケットで株価水準の割高感が意識されました。今回示された見通し通り高金利が続いた場合、米国株式市場はバリュエーション調整を余儀なくされ、来月から始まる3Q決算発表次第で株価は調整の度合いを強めていく可能性があります。、

一方で、米国株式市場との連動性が薄れつつある日本株式市場は、長期のデフレ脱却への期待感が膨らみつつありバリュー株中心に堅調な推移が予想されます。

ポートフォリオは米国株式の下落により前週比▲1.5%となり前月末の水準も0.2%下回りました。当ポートフォリオ運営は、バンガード社のターゲットイヤーファンドのアロケーションを参考値としてアセットアロケーションを変化させることにより、安定的に超過収益を獲得することを目的としていますが、現在は日本株式と外国株式を合わせて71%となっているウェイトをバンガード社2030年ファンドの65%程度まで削減していく予定です。今後の市場動向を見ながら、削減のスピードを調整していきます。