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9/15現在のポートフォリオ

先週の米国株式市場は、注目されていたCPI・PPIを冷静に消化し、9月初旬の高値に迫る場面もありました。最近上昇しているエネルギーの影響を除くとインフレは沈静化していると評価されたようです。14日のARMのIPOは好調な結果となりハイテク株主導で大幅な上昇となりましたが、翌15日にTSMCによる先端半導体の供給抑制姿勢が伝わったことなどから大幅に反落しました。指数先物やオプション、個別株オプションの決済が集中する四半期に一度のトリプルウィッチングも価格の下落に拍車をかけたようです。今週のFOMCでは、金利据え置きの見通しですが、エネルギー価格の高騰による影響が次回11月のFOMCでの利上げ判断にどう影響を与えるかが焦点となりつつあります。

日本株式市場では、日銀のマイナス金利早期解除の思惑で週初から金融株主導で大きく上昇しましたが、指標の数字を都度判断するスタンスに変更はなく、早期のマイナス金利解除に慎重な見通しが伝わると銀行株は急落しました。日米とも金融決定会合を控える今週は今後の相場を左右する重要な週となりそうです。

ポートフォリオ日本株式の堅調さに支えられ年初来の高値水準を維持しています。

9月15日現在、年初来の騰落率は、TOPIX約22%・S%P約16%の上昇となっていますが、金利動向、インフレ動向とも不透明感を増しており相場変動に対しては機敏に対応を行っていきたいと思っています。