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11/24現在のポートフォリオ

先週は日米とも木曜日が祝日で週後半は薄商いでしたが、DOWの+1.27%を筆頭に、S&P500が+1.00%、Nasdaqが+0.89%、Nasdaq100が+0.91%と米国市場は堅調に推移しました。日本市場は日経225が+0.12%、TOPIXは▲0.00%と横ばいでしたが33年ぶりの高値水準となっています。

焦点は何といっても21日火曜日の引け後に発表されたNvidiaの決算でした。決算自体は売上・EPS・見通しとも予想iを大きく上回るものでしたが、最強気の予想には届かなかったためか、祝日を控えていたこともあり利確売りに押された形となり、週間では▲3.09%となりました。全体の年末ラリーに向けてはNvidiaの仕切り直しが期待されます。日本市場は、週中147円台まで進んだ円高により自動車株など輸出関連が大幅に下落しましたが149円台半ばまで円安に振れる中で戻す形となっています。

ポートフォリオ評価は年初来高値水準となっています。滞留していた配当金を使ってSOXLとQQQの買い増しを行ったほか、REITを一部売却して三菱UFJトヨタ自動車の買い増しを行っています。

日米とも株式は堅調な推移となっていますが、今後の株価は、減速感の強かったQ4決算見通しに対し実績がどこまで好転するかに注目が集まっている米国と、デフレ脱却や東証市場改革を起点とした企業の収益構造の転換という大きな流れが続いている日本とで明暗が分かれる可能性があります。当面日本株式市場の比較優位性は保たれるものと思われるため現状の日米株式の割合は維持しつつも、米国市場でくすぶり続けるリセッション懸念に備え、機動的に日米株式の合計ウェイトを中立水準と考える60%程度へ落とすことも考えます。