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2/23現在のポートフォリオ

先週の株式市場は、日本時間の22日朝発表されたNvidiaの四半期決算を受けてダウ、S&P500、日経平均が史上最高値更新で大きく盛り上がりました。日本休場の23日にはNvidia時価総額は一時2兆ドルを突破するなど上昇の勢いは続き、AI関連銘柄も軒並み大幅な上昇となりました。週間ではダウが+1.3%、S&P500は+1.66%、Nasdaq、Nasdaq100も1.4%を超える上昇となりました。一方でNvidiaの決算に隠れましたが、前回FOMCの議事要旨により大半の理事が早期利下げに懸念を示していたことが明らかになり、米国の早期利下げ観測は後退し10年長期金利は一時4.35%まで上昇しました。ただ週末には中東情勢の緊張から、安全資産とされる金とともに買われる場面もありました。

日本市場は日経平均の34年ぶり史上最高値更新に沸いています。これ自体は単に象徴的なものであり、水準も通過点に過ぎないと思いますが、東証の進める市場の構造改革や賃金上昇を伴うインフレ定着による脱デフレで日本の復活が現実味を帯びてきています。株価は米Nvidiaに象徴される生成AI需要への期待から半導体関連銘柄主導ではあるものの、米国市場に比べると金融銘柄ほかバリュー銘柄の上昇も目立ち相場の持続性には期待が持てると思います。

ポートフォリオは年初来+8.5%となっています。

株式相場は日米とも最高値圏にあるものの割高感はなく、大きな調整の可能性は低いと思われます。米国長期金利の上昇はネガティブな材料ですが、早期の利下げ期待が剥落してもそれを上回る息の長い生成AIへの成長期待に支えられています。日本株は長期的な上昇相場のスタートと期待しており当面はアセットアロケーションの変更は行わず株式の比率を維持します。