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3/29現在のポートフォリオ

イースターを控え週末が休場となる米国市場は、方向感に欠ける中Q4のGDPが予想を上回る力強いものとなり、S&P500は最高値を更新して四半期の取引を終了しました。米国休場の金曜日に発表されたPCE価格指数は予想を下回った一方で、個人消費支出は月間としては昨年来最大の上昇となり予想を大きく上回りました。前回のFOMCでパウエル議長は市場の期待通りややハト派の姿勢を見せましたが、実体経済を見ると物価は沈静化の流れが見られるものの経済自体は強く、実際の利下げ開始時期や年内の回数について市場は確信を持てていません。結果長期金利の高止まりをもたらしていると思われます。

日本市場では、期末前の利益確定などの売りに押され日経平均は▲1.27%と配当落ち分の300円弱を考慮しても若干の下落となりましたが、年間では44%弱の上昇となっています。マネックス証券は、日経平均の予想EPSを2,666円と見ており、PER16.5倍としても44,000円程度までの上昇は射程に入っていると思われます。

ポートフォリオは年度で+26.13%となり、インデックスに対して大きく劣後しました。最も大きな要因であるホトニクスのパフォーマンス不芳(▲24.7%)が明確でありあまり気にしていませんが、今後のリターンリバーサルには期待しています。

日米とも株式市場の先高観は強いものの、景気動向や金融政策のスピード感の変化により物色対象や為替の方向性に大きく影響を与える可能性があり、リスクは高まる傾向にあります。よって、引き続きエクスポージャーの圧縮を進める予定です。また、米国債券につては、短期金利の低下方向はコンセンサスであるものの、長期金利の水準は見通しが分かれており超長期ゾーンのウェイト削減を検討しています。株式、債券の削減分については金へ追加投資することを検討中です。